赤ちゃんの保湿は毎日やったほうが良いと言われていますよね。
いつからいつまで保湿したらいいのかな?わからないよ。
そんな疑問を持っている方も多いはず。
そこでこの記事では、赤ちゃんの保湿はいつからいつまで行うのか?どうして保湿が必要なのか?を解説していきます。
この記事を読めば、保湿を行う期間や必要性がわかります。赤ちゃんの肌を守ることができますよ。
- 赤ちゃんに保湿が必要な理由
- いつまで保湿するのか
赤ちゃんの保湿剤
赤ちゃんの保湿剤には大きく分けるとベビーローション・ベビーオイル・ベビークリームの3種類あります。
ベビーローションは水分量が多く含まれています。一方、ベビーオイルは油分が多く含まれています。
赤ちゃんの乾燥が気になる冬場などは、ベビーローションで水分を補充し、ベビーオイルで水分に蓋をすると、乾燥を防げます。
保湿剤の違いについては【知っておきたい】ベビーローション・オイル・クリームの違い&塗り方解説で解説しています。
子どもの肌の状態
子どもの肌の状態について説明します。
赤ちゃんの肌状態
赤ちゃんの肌の厚さは、大人の肌の厚さの半分と言われています。
肌の状態は、柔らかできめ細かくてツルツルです。しかしながら、肌の水分量は少なめとなっています。
外部からの刺激を受けやすく、デリケートのため肌トラブルが起きやすい状態です。
新生児の肌
生まれてから1ヶ月未満の新生児。
新生児特有の「胎脂」というもので肌が守られています。そのため、乾燥しにくい肌の状態です。
しかし、皮脂が多いので「乳児脂漏性湿疹」というトラブルが起きやすくなっています。
乳児脂漏性湿疹
生後1〜2ヶ月頃の赤ちゃんにかかりやすい病気。皮脂が多い頭や顔・胸などの部位と脇の下など擦れやすい部位に見られます。症状としては、黄色いかさぶたが出来たり赤くなることもあります。
生後2ヶ月過ぎの肌
生後2ヶ月を過ぎると、徐々に皮脂分泌量が減ってきます。そのため、肌の乾燥が進みやすく、肌トラブルが起きやすくなります。
いつから始めるの?
保湿を始めるのは新生児から。
新生児は「胎脂」という皮脂に守られていますが、水分量は少ない状態です。このため、肌へ潤いを与える必要があります。
生まれてから2ヶ月過ぎると、皮脂分泌量が減り肌が乾燥しやすい状態になります。新生児よりも保湿を入念に行っていきましょう。
いつまで続けるの?
肌の保湿ケアは、いつまでという期限はありません。
肌トラブルを予防するためには、大人になっても保湿を続けることが大切です。
子どもが成長すると、保湿を嫌がったり逃げ回ったりするでしょう。
そのような時は、自分で塗らせてあげたり、スプレータイプの保湿剤に変更するなど、成長に合わせて変えていくと良いですよ。
保湿しないとどうなる?
赤ちゃんの肌は水分量が少ないです。また、「胎脂」が徐々に減ってくると、水分を閉じ込める力が弱まり乾燥が進んでしまいます。
乾燥が進むと、肌の炎症やアレルギー・アトピーが起こりやすくなります。
国立生育医療研究センターの生育出生コホート研究におけるランダム化臨床研究介入試験(2014年)で、新生児から保湿剤を塗ることでアトピー性皮膚炎の炎症リスクが3割以上低下すると発表されました。また、アトピー性皮膚炎が卵アレルギーの発症と関連することも確認されました。
国立生育医療研究センターホームページより引用
研究結果から保湿剤を塗ることで、アトピー性皮膚炎の発症リスクが減ることがわかりました。
しっかり、保湿することが大切ですね。
まとめ:保湿して赤ちゃんの肌を守ろう
赤ちゃんの肌は大人の肌の厚さの半分と言われています。また、肌の水分量が少ないので外部からの刺激を受けやすい状態です。
新生児は「胎脂」で肌が守られています。しかしながら、生後2ヶ月過ぎると皮脂の分泌量が減り乾燥が進みます。
その為、肌の乾燥を守るには新生児から保湿する必要があります。特に、生後2ヶ月過ぎからは入念に行って下さい。
保湿することでアトピー性皮膚炎の発生リスクを3割以上低下することが研究結果で分かっています。
皮膚炎の発症リスクを下げる効果があるなら、保湿はやったほうがいいね。
いつまで保湿をするという期限はありませんので、新生児期から保湿の習慣を付けて肌を乾燥から守っていきましょう。
以上、赤ちゃんの保湿ケアはいつから?いつまで?どうして行うの?でした。
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