1歳の誕生日でで何を準備すればいいか悩みますよね。
特に伝統的な「一生餅」と近年人気が高い「一升パン」、どちらにするか迷う方も多いのではないでしょうか?
我が家は「一升餅」と「一升パン」の両方をやったよ。
いいタイミングで実家に帰省することができたので、それぞれの実家でやりました。
そこでこの記事では、「一升餅」と「一升パン」それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説します。我が家の体験談も交えながら、1歳の誕生日を思い出深いものにするためのヒントも満載です。
この記事を参考に、子どもにぴったりの一生祝いを開催し、一生の思い出を作れますよ。
- 一升餅と一升パンの違い
- それぞれのメリット・デメリット
1歳誕生日当日の様子は1歳の誕生日(平日)の過ごし方〜母娘2人でのお祝い〜をご覧ください。
1歳までのお祝い事については「1歳までの主なお祝い事【6選】」で紹介しています。
一升餅とは
一升餅とは、1歳の誕生日を祝いこれからの健やかな成長を祈る行事です。
「一生食べ物に困らないように」「一生健康でいられますように」との願いを込めて一升餅を背負わせたり抱かせたりします。一升(約1.8kg)のもち米をお餅にしたもので、重さは約2kgです。
古くから伝わる伝統行事だよ。
一升餅を背負って立ちあがったり歩いたりすれば縁起がいいとされています。
ただ、地域によっては立ち上がれない転んでしまっても「厄が落ちる」ということで縁起がいいと言われています。
一升餅のメリット・デメリット
一升餅のメリットとデメリットを解説します。
メリット | デメリット |
---|---|
昔からの伝統もの | 餅は縁起のいい食べもの重くて転ぶ可能性がある 赤ちゃんが食べられない 消費するのが大変 |
一升餅のメリット
- 餅は縁起がいい食べもの
餅は昔から神様にお供えしている神聖な食べものです。「長寿」の意味も含まれています。
- 昔からの伝統もの
昔は赤ちゃんが1歳まで無事に育つことが難しかったので「1歳の誕生日」には特別な想いがあったみたいです。その時代から一升餅を子どもに背負わせて「一生健康でいられますように」と願いを込めて行われていました。
一升餅のデメリット
- 重くて転ぶ可能性がある
一升餅の重さは約2,0kg
赤ちゃんにとっては重いです。背負うと後ろに転んでしまう危険があります。
頭を打たないように気をつけてください。
- 赤ちゃんが食べられない
餅は喉に詰まらせやすい食べものです。1歳だと噛む力が発達していないので、喉に詰まる危険性が高いです。3歳未満は食べさせるのはやめましょう。
- 消費するのが大変
一升餅は大きいし、小分けにされているものでも量が多いです。餅好きな人にはいいですが、余った餅をどうやって消費するのか悩みます。
一升パンのメリット・デメリット
一升パンのメリット・デメリットを解説します。
メリット | デメリット |
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余ったパンは消費しやすい | 赤ちゃんも食べられる餅のような縁起は担えない 日持ちがしない |
一升パンのメリット
- 赤ちゃんでも食べられる
パンは離乳食初期でも食べられる食材です。終わってから家族みんなで食べられます。
- 余ったパンは消費しやすい
パンはサンドイッチやフレンチトーストなどにアレンジしやすいので、消費に困りません。
一升パンのデメリット
- 餅のような縁起は担えない
餅は縁起がいい食べものとして昔から言われてますが、パンは違います。縁起がいいものであれば餅のほうがおすすめです。
- 日持ちがしない
パンは消費期限が短いです。冷凍して保存するか、早めに食べる必要があります。
一升餅を背負う
1歳の誕生日を過ぎた最初の週末に、夫の実家にて「一升餅」を背負いました。
義両親がお餅とお餅を入れるリュックを用意してくださいました。お餅は小分けになっているタイプのもので、お裾分けしやすかったです。
実際に背負ってみた
いきなり一升の餅を背負うのは大変!ということで、まずは半升の餅を背負うことになりました。
(小分けになっているので、半分ずつに分けることが出来ました)
リュックにお餅を入れて背負わせると、重そうにしながら歩くことに成功!!
距離は1mくらいでしたが、無事に背負うことが出来ました。しかも、泣かずに。
次に一升のお餅を背負います。
リュックに入れて背負わせるとゴロンと転びました。流石に重かったようです。
尻餅をついてびっくりしたのか娘は泣き出しましたが、落ち着いてから再チャレンジ。
今度はリュックを支えてあげながら背負わせました。重さが軽減したおかげで無事に背負って歩けました。
みんなで大喜び。大成功です。
一升パンを背負う
娘が生後11ヶ月、私の実家帰省時に「一升パン」を背負いました。
実家が遠方のため1歳誕生日のお祝いを一緒に出来ないので、帰省のタイミングで少し早めですが「一升パン」を行うことにしました。
一升パンとは
餅の代わりにパンで作られているもの。重さは一升餅と同様で約2kgあります。
パン屋さんによって、パンに子どもの名前を入れるなどの文字をデザインしてくれます。
最寄りのパン屋さんに「一升パン」と作っているのか問い合わせたり、ホームページで確認すると良いですよ。
一升パンにした理由
私が「一升パン」を選んだ理由は、誕生日本番で「一升餅」を背負う予定だったからです。
同じことを二回行うことはつまらないと思っていました。
違うことが出来ないかを調べていると、何やら「一升パン」なるものがあることが判明。
パンであれば行事が終わった後に娘も一緒に食べられるなあと考えました。
実家近くのパン屋さんで作っているか調べると、ホームページに作っていると書いてあるではありませんか!見本付きで載っていました。
『これだ!』と思い、実家の両親に相談したら賛同が得られたので予約です。
オーダーメイドだったので、1週間前までに予約をしないといけません。
母にパンを受け取ってもらい準備は完了。
祝1才と名前のデザインを選びました。
私が利用したパン屋さんでは、デザインが数種類から選べます。
実際に背負ってみて
生後11ヶ月の娘。この行事を行う2日前から歩き始めました。
これでパンを背負って歩けるぞ!と思い、パンをリュックに入れて背負わせました。
(リュックはパン屋さんで購入。パンを入れることが出来るサイズです。)
すると、大号泣&拒否
パンが重かったのでしょう。
泣いてしまって背負えず。
でも写真だけでも収めたかったので、リュックを腕に通して重くならないようにパンを支えてあげて少しでも娘の負担を軽減。
すると泣き止んでくれたので、そこでささっと背負う姿を写真撮りました。
撮った後はすぐにパンを下ろします。
パンを横に並べて写真をとるのは嬉しそうに笑顔を見せました。
その笑顔は背負っている時に欲しかった。
上手くはいかないですね。
一升パンを背負うのは失敗に終わりましたが、背負う真似は出来ました。
「一升パン」と「一升餅」を行ってみて
行った時期が異なるので、娘の反応が全然違いましたが良い経験になりました。
何よりも1ヶ月ほどの期間しか空いていないにも関わらず、「一升パン」では泣いていた娘が、「一升餅」では泣かずに背負って歩けていたことが驚きです。
成長を実感しました。
また、それぞれの実家で行ったので両方の両親に娘の成長が見せることが出来てとても良かったです。
「一升パン」と「一升餅」どちらが良かった?
1回しかやらないという場合には、私は「一升パン」を選びます。
なぜなら、お餅を大量に食べきれないからです。
行事が終わった後は出席者でお裾分けして食べるのですが、約2kgもあるお餅とパン。
実家と分け合ったとしても約1kgあります。
パンであれば朝食に食べられるのですが、お餅は消費に困りました。
しかも娘の誕生日は1月頭。正月でもお餅を食べたのに、「一升餅」の行事でまたお餅。
消費が滞ってしまいました。
その為、消費しやすいパンが良かったです。
まとめ
「一升餅」とは1歳の誕生日にこれからの健やかな成長を祈り、一生食べ物に困らないように一升餅を背負わせたり抱かせたりするお祝いの行事です。
我が家では、生後11ヶ月の時に「一升パン」を1歳誕生日のお祝いで「一升餅」を背負いました。
「選び取り」は行いませんでしたが、それぞれの実家で行うことが出来て良い思い出になりました。
誕生日は特別な日ですが、特に1歳は「一升餅」や「選び取り」といったその年齢のお祝いでしか行わないものがあります。
特に「一升餅」はお餅の消費に困るなあと思う方は、「一升パン」ならば種類によりますが子どもも一緒に食べることが出来ますので、消費しやすいです。
パン好きな方は「一升パン」はかなりオススメです。
ぜひ選択肢の1つに加えてみてはいかがでしょうか?
以上、「一升パン」と「一升餅」を行った様子でした。
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